Last Updated on 07/01/2023 by ツキ
諸塚村の特徴
耳川流域は宮崎県北部に位置し、日向市・門川町・美郷町・諸塚村・椎葉村の1市2町2村を貫流しています。源流は九州中心部の山岳地帯から河口の日向灘まで、東西に横断する形で流れています。
耳川流域においては「中流域」に位置しています。この地域の特徴は、平地がほとんどない事です。なんと村面積の95%が山林です。特に林業が盛んで、スギやヒノキの針葉樹林とシイタケの原木林(クヌギ等の広葉樹)がモザイク状に広がっています。そして山々の斜面に84の集落が点在し、山と川を通じて日々の暮らしに四季を感じることができる山紫水明の地域となっています。
諸塚村へのみち
宮崎市中心部から、車で国道327号線「奥日向路」を川に沿って走らせ、2時間すこしで今回の目的地の諸塚村役場に到着しました。
東臼杵郡美郷町を通過し、諸塚村に入って間もなく左側に耳川が流れていますが、車窓から眺めていると2020年の九州豪雨による被害の跡が数ヶ所生々しく残っていました。
※諸塚村は、通行止めの箇所がとても多いです。「もろつかナビ」等でご確認ください。
諸塚村
耳川は6つの内水面漁協によって水産資源が管理されています。本日はこの6つの漁協さんのうち、中流域にある諸塚漁業協同組合の事務局である「諸塚村役場」を訪問し、川釣りのおすすめスポットをうかがいました。
柳原川・七ッ山川・川内川・小原井川・与狩内川・板井川・野川谷などがあります。それぞれの上流域は源流で澄み切った清流です。魚種も多く、ウグイ・ヤマメ・アユ・マス・ウナギ・コイ・フナ・ワカサギなどが釣れます。
川内川、小原井川のふたつの支流はヤマメ釣りの好釣り場です。水量は少ないが明るくひらけていて、フライフィッシングやテンカラ釣りに適しています。釣りのポイントが多くヤマメ釣り愛好家が足しげく通う川になっています。 柳原川・七ッ山川は、諸塚村の中心部にて耳川本流と合流する支流です。こちらもヤマメ釣果が高い好ポイントが点在しています。
今回は、女性や子どもでも安心安全な場所、七つ山川を中心におすすめスポットを案内していただきました。
この日は、地元の小学生(5年生)の女の子が釣りを楽しんでいました。
ここは日当たりの良い場所で、早朝だとヤマメ釣り目的の釣り客が多く見られ、とても人気の場所です。子供や女性にもとっても入川しやすいおすすめのポイントです。
↑ゲートが有りますが、釣りが目的の場合はカギを開けて入ってよいそうです。(自主性を重んじていますね!)
遊漁券の購入
諸塚村内で川釣りを楽しまれる方は、遊漁券が必要です。村内の販売所でも購入可能です。販売所は青いのぼり旗が目印です。
また、携帯アプリでも購入可能なので早朝などの釣りには便利ですね!(フィッシュパスアプリ)
ルールとマナーを守りきれいな川づくりを心がけてください。
【遊漁期間】
ヤマメ 3月1日~9月30日
ウナギ 4月1日~9月30日
アユ 6月10日~12月31日(手釣など)
【遊漁料】
ヤマメ券(すべての魚種に対して遊漁することができる)
年券 4,000円 日券 2,000円
※遊漁料の減免等
小学生以下は無料、中学生・肢体不自由者の場合は半額。 また、現地徴収は100円を加算した額とする。
詳細な遊漁規則に関しては、
諸塚漁業協同組合内共第7号第5種共同漁業権遊漁規則PDFをご確認ください。
耳川での釣りの後は・・
道中迫力ある大きな塚原ダムを発見しました。塚原ダムは、1938年完成の歴史あるダムです。完成当時は高さ・体積など日本最大級の水力発電ダムで、国際的にも当時の最新技術で建築され、土木業界では有名な歴史的ダムでした。
現在、登録有形文化財・近代化産業遺産に指定されています。
この地域には歴史を感じるダムが多く、山須原ダムなど現在工事中のダムもあり、水力発電ダムの見所が豊富です。高さもあり、その巨大さにとても迫力を感じました。
宮崎市中心部から諸塚村まで片道約100kmのとても厳しい山道です。
その分、街には無い、諸塚村ならではの魅力を発見することができます。
耳川水系のダムカードは全部で8枚有ります。全て集めてみるのも楽しそうですね♪
【ダム好き】にはたまりませんね!!
ダムカードの詳細は九州電力のHPをご覧ください。
九州電力のHPはこちら